産業看護師として採用されるための自己ＰＲ方法

産業看護師の需要は年々増加傾向にあります。現代という時代を考えるとよくわかると思うのですが、ストレスなどを抱え込んでしまう社員が各企業で増加していて、そのために悩みを抱え込んで勤務続行が不可能になる社員が急増している時代です。こんな時代にあって産業看護師の役割はとても重要になってきているのですね。さて、産業看護師になりたいというあなたは自分のどのような部分をアピールすればいいのでしょうか？

まず押さえておきたいことは「病院で看護師として○○年働いてきました」ということはあまり意味をなさないということです。たしかに「臨床経験○年以上、看護師勤務○年以上」という部分は必要ですが、これはみなさん同じですから自己のアピールにはならないということですね。企業側が産業看護師に何を求めるのか、という部分を考えれば自ずと自身をアピールする方法は見つかると思います。企業が産業看護師に求めるのは卓越した看護師としての知識・技術であり、様々な健康診断に関する計画性と実行する能力、精神面でのカウンセリングを行える知識と人間性、安全衛生面での指導、常時行う健康相談など・・・こういったものになります。

基本的な部分から説明しますが、あなたは看護師という立場で前職を辞めるわけですよね？ですから何故前職を辞めたのかを明確に答えれるようにしておかないと面接では不利になります。また、病院などを辞めてあえて企業に飛び込むのですから、確たる目的と理由が不可欠になります。ここをきちんと押さえておかないと自己のアピールもできませんよ。産業看護師にはカウンセラー業務が含まれる場合もありますので、看護師であるあなたがこれに類するような資格を持っていれば強力な武器になります。産業カウンセラーなどの資格を取得していれば医務室の勤務が多い職場にはとても重宝な存在となります。

もしあなたがカウンセラー系の資格を持っていないのであれば、是非取得しておかれることをおすすめします。取得すれば企業からの評価もかなり良くなるはずです。また産業看護師では、病院での勤務のような患者、同僚、医師などとは違った人間関係が求められます。一般の社員さんや、場合によっては同じ産業看護師の方との円滑な人間関係・連帯が必要になります。これはただ必要なのではなく、業務の遂行には不可欠なことです。あなたのコミュニケーション能力は面接でも試されますので、この部分はしっかり覚えておかれるとよいでしょう。産業看護師は、自己PRも普通の職業とは異なる部分があります。産業看護師として必要とされるものは何なのか！？という部分をもう一度よく考えた上で、自分の持つスキルを検証するのがまず大切かと思います。