産業看護師として働くことのメリット

看護師が産業看護師として企業で働いた場合のメリットとは何でしょうか?勤務などの実情を踏まえて考えてみましょう。

 

まず勤務体系の部分でのメリットを考えてみましょう。産業看護師として企業で働く場合、その勤務形態は企業に準ずることになります。そして産業看護師を置いている大多数の企業は基本的に日勤である場合が多いようですね。医療機関などで働く看護師の方々は2交代制、3交代制、夜勤ということが避けられません。夜勤というのは肉体的にも精神的にもかなりハードであることはみなさんよくご存知だと思います。企業で働く看護師に夜勤がないということはとても大きなメリットの一つと言えるでしょう。

 

次にメリットとして考えられるのは、土日・祝祭日の勤務に関することです。こちらも上述のように企業の規則に準ずることになります。ですから企業が土日休みであった場合は、当然看護師の方もお休みになります。祝祭日に関しても同様ですね。また日々の業務で残業が少ないこともメリットの一つです。

 

こういった勤務形態や休日に関することは労働を考える上でとても大切な部分です。

 

次に対人間という部分で考えてみましょうか。例えば病院などに勤務する場合は、業務の対象となるのは患者さんですが、仕事上常に同じ立場の同僚や医師とのコミュニケーションが必要であり、これは仕事場欠かせないものでもあります。しかし企業で働く場合の業務の対象となるのは、患者さんではなくそこで働く社員の方々になります。

 

仕事とはいえ、違う分野の様々な人とのお付き合いになりますので、看護業以外での様々な知識を得ることができますし、またこういったことは仕事の上でもリフレッシュできる材料にもなります。また、日々行われる様々な人の健康相談などを通して、あなたの人間性も格段にUPさせることができるのではないでしょうか?自分とは違う(看護師とは違う)人とのコミュニケーションは、技術・知識の拡大、豊かな人間性を得ることにとても重要であり、ここは大きなメリットと言えるでしょう。

 

医療現場で働いている看護師の方々はよくご存知だと思いますが、仕事の性質上常に医療事故や医療ミスというものに対して神経を使わなければなりませんよね?これは医療に関わるすべての人たちに言えることです。企業で働く看護師は医療に類する業務に関わるわけではありませんので、医療事故などのリスクも本当に小さいということになります。これは精神的な面での大きなメリットです。

 

企業で働く産業看護師のメリットと題していくつか挙げてみましたが、あなたはどうお考えになるのでしょうか?